武甲山の希少植物「ムラサキ」3鉢、「クジャクシダ」1鉢を特別展示しています。埼玉県レッドデータブックによると埼玉カテゴリーは野生絶滅、全国カテゴリーでは絶滅危惧ⅠB類に分類されている希少な植物です。かつて武甲山に自生していたムラサキの保護増殖を行っている秩父太平洋セメント㈱三輪鉱業所様からお借りし、昨年より2週間ほど早い展示となりました。茎は高いもので約75cm、直径約5mmの小さな白色の可憐な花をつけます。古くは万葉集にも詠まれ、紫染めの染料や薬用植物としても利用されていました。
ぜひ、この機会になかなか目にすることのできないムラサキを間近でご覧いただきたいと思います。
展示は6月14日(水)まで ※火曜日は休館日です。
2023年5月31日水曜日
武甲山の希少な「ムラサキ」を6月29日(水)までの予定で展示しています。秩父太平洋セメント㈱三輪鉱業所では1977年頃から武甲山に自生していたムラサキの増殖を行なっています。例年より少しお遅れての展示となりムラサキ3鉢とクジャクシダ1鉢をお借りしてます。
茎の長さは長いもので80センチ以上もあり、花は1センチ弱の白い花が次々とつきます。根が紫色です。
ムラサキによる紫染めの歴史は古く、日本書記(720)によれば高貴な色として扱われていたようです。また、薬用植物としても古くから利用されたようです。
今では、埼玉県のムラサキは野生絶滅となっており、なかなか見ることのできない希少な植物をこの機会にぜひご覧ください。
※6月21日28日の火曜は休館日です
2022年06月16日 木曜日