「ミヤマスカシユリ」特別展示のご案内
武甲山資料館では、秩父太平洋セメント株式会社様のご協力をいただき、「ミヤマスカシユリ」を特別展示します。
ミヤマスカシユリは、武甲山で発見された野生のユリで、県のレッドデータブックの絶滅危惧種に指定されている希少な植物です。
この機会をお見逃しなく、ぜひ、ご覧ください。
と き 2025年7月2日(水)から約2週間
*開花状況により変更しますので、お問い合わせください。
開館時間 午前9時~午後4時
入館料 一般210円、小中学生100円
問 武甲山資料館(火曜日休館)☎0494-24-7555
2025年06月26日 木曜日
武甲山資料館では、「武甲山植物群写真展 夏」を開催します。
写真は左より、ガクウツギ(ユキノシタ科)、カヤラン(ラン科)です。
カヤランは、武甲山の沢沿いの杉の枝に着生していることが多く初夏に咲きますが、樹上にあるため、見る機会が少ない貴重な植物です。他にも、山頂の武甲山御嶽神社からシラジクボへの登山道沿いに群生する、バイケイソウ(ユリ科)なども展示します。
この機会をお見逃しなく、ぜひご覧ください。
と き 2025年6月1日(日)~8月31日(日)
開館時間 午前9時~午後4時
入館料 一般210円 小中学生100円
お問合せ 武甲山資料館(火曜日休館)☎0494-24-7555
2025年06月01日 日曜日
武甲山資料館では、秋の「武甲山植物群」写真展を行います。
武甲山の登山道沿いで見られる多くの草花ですが、開花の瞬間に出会うことがなかなか叶いません。石灰岩である地質と気候、そして、動植物の営みに変化しながら命を繋いだ植物写真24枚を、パネルで特別展示いたします。
写真は左から、ツルニンジン(キキョウ科)と、トチバニンジン(ウコギ科)です。
花や果実が美しいばかりでなく、根がもつ高い薬用効果でも知られています。
この機会をお見逃しなく、ぜひご覧ください。
と き 9月1日(日)から11月30日(土)
開館時間 午前9時~午後4時
入館料 一般210円 小中学生100円
お問合せ 武甲山資料館(火曜日休館)☎0494-24-7555
*写真展「武甲山植物群(秋)」展示一覧チラシ有
2024年08月31日 土曜日
秩父太平洋セメント(株)三輪鉱業所では、1977年頃から武甲山に自生していた、ムラサキの増殖を行ってきました。今年もご協力いただき、武甲山の希少植物、「ムラサキ」の特別展示を行います。
赤紫色の根が特徴であり、奈良時代から紫根染めの原料として使われたムラサキですが、江戸時代に入り、外科医の華岡青洲により、火傷やあかぎれなど皮膚炎に良いとされる「紫雲膏」の名で広まり、珍重された薬用植物でもあります。
柔らかく繊細な花は、そんな強さやたくましさを、露ほども感じさせません。
万葉集には、156種類の植物(万葉植物)が詠まれているそうです。その中でも、紫草(ムラサキ)を詠んだものが17首あるそうです。調べてゆくと、「薬猟」(くすりがり)という言葉に出会いました。
当時の謳い手たちは、狩猟だけでなく、薬草などを採る狩りを楽しんでいたようです。ムラサキと人の関係は深く、枚挙に遑がありません。この機会をお見逃しなく、ぜひご覧ください。
展示期間:6月7日(金)~21日(金) ※火曜休館日
2024/06/07