1941年武甲山で発見され、スカシユリの新種として「ミヤマスカシユリ」と命名されました。石灰岩の岩場から茎が垂れ下がり、その先端に花は上向きに咲くのが特徴です。埼玉県レッドデータブックでは絶滅危惧ⅠA類(埼玉カテゴリー)に指定されている希少植物です。
武甲山の貴重な植物の保護育成に取り組む秩父太平洋セメント㈱三輪鉱業所のご協力で、開花期間に限り特別展示を行っています。
展示は6月27日(水)から7月11日(水)の予定ですが、花の状況で展示期間は変わりますので、お問い合わせください。
TEL 0494-24-7555 (火曜休館)
2018年06月27日 水曜日
本日5/25から6月上旬の約2週間「ムラサキ」を展示します。秩父太平洋セメント㈱三輪鉱業所では1970年頃から武甲山に自生していたムラサキの増殖を行なっています。今年もムラサキ3鉢とクジャクシダ1鉢をお借りしてます。
茎の長さは長いもので70センチ以上もあり、花は1センチほどの白い花がつきます。根が紫色です。
ムラサキによる紫染めの歴史は古く、日本書記(720)によれば高貴な色として扱われていたようです。また、薬用植物としても古くから利用されたようです。
今では、埼玉県のムラサキは野生絶滅となっており、なかなか見ることのできない希少な植物をこの機会にぜひご覧ください。
※火曜は休館日です
2018年05月25日 金曜日